毎度のYouTubeからのネタですが、本日はかなり科学的 \(^o^)/
北海道大学大学院の研究グループが、空中を飛ぶイカの連続撮影に成功し、
その行動の仕組みを世界で初めて解明したと発表しました。
イカは高度に発達した飛行能力を身に着けていることが判明、
2013年2月5日付のドイツの国際学術誌マリンバイオロジー電子版に論文を発表しました。
空飛ぶイカの連続写真は、北海道大学、大学院生の村松康太さんと
国際基督教大学の鯨類研究家・関口圭子博士が
2011年、7月25日午後2時半ごろ、東京の東方約600キロの海上で撮影したもので、
この時海上では、北大付属練習船「おしょろ丸」が実習航海中だったそうで、
船に驚いたとみられるイカ約100匹が海上に飛び出してきたそうです。
イカは、100匹ほどの集団で、水を噴射しながら水面と平行に2~3秒間飛行。
約30メートル先に着水したとのこと。
外洋性のアカイカかトビイカの子どもとみられ、体長約20センチだったそうです。
イカが飛行メカニズムは
1.水を勢いよくはき出し水面から飛び出
2.水をろうとから噴射し続けて空中で加速、揚力を発生させるためにひれと腕の間の保護膜を広げる
3.進行方向に向かってやや持ち上がった姿勢(ピッチアップ)でバランスを取りながら滑空する
4.ひれを巻き付け腕をたたみ、進行方向に対してやや下がった姿勢(ピッチダウン)で着水し、衝撃を和らげる
という4段階で行われています。
単に“水面からの飛び出し”ではなく、
高度に発達した飛行行動を持つことが明らかになったということです。
イカ、恐るべし (^_^)v